イギリスの運転免許事情

イギリスでは日本の運転免許証でも入国から1年間は車を運転できます。 しかし、1年を越えてイギリスに滞在して車を運転する場合は イギリスの運転免許証に必ず切替えなければなりません。
でも、一旦切替えたら10年間有効であり、 10年後も写真を取り替えるだけで更新できますので、 日本の運転免許証より維持は楽です。
それに、イギリスの運転免許証はEU域内で有効ですから、 ドイツなどに行っても日本の国際免許証は必要なくなります。 つまり、一時帰国の度に国際免許証を取得する手間もなくなるということ です。
さらに、イギリスの運転免許証には日本の運転免許証同様 住所が記載されてますので、 住所の証明書類として使用できます。
このように、イギリスの運転免許証へ切替えることで日常の利便性も高くなり ます。よって、すぐに切替えたいところですが、そう簡単にはいかないの がイギリスです。 おおまかな流れは英国日本大使館のWebを見ればわかりますので、 ポイントを絞って説明します。

自動車運転免許証抜粋証明書

英国日本大使館で自動車運転免許証抜粋証明書という日本の運転免許証 の翻訳を入手する必要があります。 手数料自体は11ポンドですが、 大使館に申請、受領するための郵送費、交通費も含めるともう少しかかります。

申請書(D1フォーム)

申請書(D1フォーム)の入手

まず最初にD1フォームという申請書を入手する必要があります。 入手には2つの方法がありますが、いずれも無料です。

申請書(D1フォーム)への記入

表面

D1 Form
1 What are you applying for?
2 Your details
3 Your eyesight

裏面

D1 Form
4 Your health
5 Your proof of identity
7 Your declaration
Your checklist

写真

フォームに貼る 4.5cm x 3.5cm の写真が1枚必要です。 TESCOやその辺にあるインスタント証明写真(5ポンド)で問題有りませんが、 VISA取得に使った写真などの写真スタジオで撮影した写真を余分に用意していって それを貼り付けた方が見栄えはいいと思います。 10年有効ですからね。
フォームには写真への信頼できる第三者の署名について記載がありますが、 日本人の写真はBRPカードの写真で認証できるため特に署名の必要は有りません。

申請手数料

申請手数料(43ポンド)はPostal Order(郵便為替)か Cheque(小切手)で支払います。 Postal Orderは発行手数料(5.38ポンド)がかかりますので、 可能であればChequeをお勧めします。

申請

必要な書類が揃ったら大使館のWebに記載されている SwanseaのDVLAのJapanese Account Manager 宛に郵送します。 パスポートやBRPカードを同封することに抵抗がある人向けに、 SwanseaのDVLAに直接出向き、 その場で申請する方法も大使館のWebで紹介されていますが、 現在はBRPカードのコピーで申請できるため、 Swanseaまで行く必要は特に無いと思います。

郵送するもの

運転免許証の受取り

1週間ほどで自宅に運転免許証が送られてきます。

あとは大使館から日本の運転免許証が返却されたら手続きは終了です。 私の場合は2ヶ月で返却されました。


参考